個性的な存在感と確かな演技力で、ドラマや映画、舞台と多方面で活躍を続ける俳優、清水尋也さん。現在は『19番目のカルテ』(TBS)に鹿山慶太役でご出演されています。
1999年生まれの清水尋也さんは、身長186cmという恵まれた体格と、一度見たら忘れられない独特な雰囲気を持つ俳優です。彼は若くして芸能界入りし、数々の話題作に出演することで、その実力を世に示してきました。
この記事では、清水尋也さんの俳優デビューから現在までの輝かしい経歴を総まとめし、彼のプロフィール、家族構成、そして学生時代のエピソードまで、その全貌を徹底的に解説します。
目次
清水尋也さんの経歴を総まとめ！俳優デビューから話題作まで全解説
清水尋也さんは、小学生の頃に芸能界入りを果たし、若くして俳優としてのキャリアをスタートさせました。その経歴は、数々の話題作への出演と、幅広い役柄への挑戦に彩られています。
清水尋也さんが俳優になったきっかけは？小学生で芸能界入りした理由
清水尋也さんが俳優になったきっかけは、4歳年上の兄である清水尚弥さんが主演した映画『からっぽ』の試写会でした。小学校6年生の時、母親と試写会を観に行った際に、当時お兄さんの所属事務所のスタッフから演技のレッスンに誘われたのが始まりです。
最初は芸能界の仕事に全く興味がなく、誘いを全て断っていたそうです。しかし、事務所スタッフの熱心な勧誘を受け、「レッスンに来なければ、家まで迎えに行く」とまで言われたため、恐る恐るレッスンに参加することになりました。そこで初めて台本を読んで演技をするという未知の体験をしましたが、それが「とても楽しく充実した時間」だったことから、この世界に足を踏み入れることを決心したと語っています。
この頃はまだ「ダメだったらやめればいいや」という軽い気持ちだったそうですが、続けていくうちに「俳優は天職」とまで感じるようになったといいます。
デビュー作はいつ？『高校入試』出演時の年齢と役柄は？
清水尋也さんの俳優デビューは、小学校卒業間際の2012年2月にオーディションを受け、同年10月期のフジテレビ系テレビドラマ『高校入試』にレギュラー出演が決まったことです。この時、彼はまだ中学生になる直前の年齢でした。ドラマではいじめを行う沢村翔太役を演じ、その存在感を示しました。
また、同年には映画『震動』で映画初出演も果たしています。何もわからない状態で小学生、中学生の頃から一人で現場に行っていたと振り返っており、「だからこそ好き勝手にやれたし、怖いものもなかったし、そのぶん怒られたりもして。でも怒られたことはやめて、怒られなかったことは続けようってその頃から思ってましたし、それは今も変わらないですね」と語っています。
注目を集めたきっかけは？『渇き。』と『ソロモンの偽証』での演技
清水尋也さんが俳優として大きな注目を集めるきっかけとなったのは、2014年公開の映画『渇き。』と、翌2015年公開の映画『ソロモンの偽証』（前篇・事件／後篇・裁判）での好演でした。
『渇き。』では、壮絶ないじめに遭う「ボク」という役柄をオーディションの末に演じきり、その繊細かつ衝撃的な演技で観客に強い印象を与えました。続く『ソロモンの偽証』では、一転してクラスメイトに恐怖を与える不良役を演じています。このように、短期間で両極端な役柄を見事に演じ分けたことで、清水尋也さんの演技力の幅広さと、役柄に深く入り込む才能が広く認知されるようになりました。この頃から、彼は若手個性派俳優として注目を集め始めます。
主演作品はどれ？『インベスターZ』から『おかえりモネ』まで
清水尋也さんは、注目を集めて以降、着実にキャリアを重ね、主演作品も手掛けるようになります。
2018年には、テレビ東京系テレビドラマ『インベスターZ』でドラマ初主演を務めました。この作品で、彼は連続ドラマの主演という大役を初めて経験し、俳優としての新たなステップを踏み出しました。同年には、第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞するなど、その実力が評価されています。
映画では、2020年公開の『青い、森』で映画初主演を飾りました。以降も、彼の出演作は途切れることなく続いています。
- 2021年：NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で気象予報士役を演じ、幅広い層にその知名度を広げました。同年公開の映画『東京リベンジャーズ』では、主人公たちと対抗する「愛美愛主」のハンマ役を演じ、その狂気的な演技で強いインパクトを残しています。
- 2022年：テレビ朝日系ドラマ『となりのチカラ』で、凶悪少年犯罪事件の真犯人だと噂される上条知樹役を演じました。
- 2023年：映画『リボルバー・リリー』に出演。
- 2024年：ドラマ『マル秘の密子さん』や『海に眠るダイヤモンド』に出演し、『海に眠るダイヤモンド』では主役の神木隆之介さんの親友役を演じ、独特の存在感を放っています。また、映画『オアシス』では高杉真宙さんとW主演を務めるなど、その活躍は多岐にわたります。
2019年には第11回TAMA映画賞で最優秀新進男優賞を受賞し、2021年には劇場アニメ『映画大好きポンポさん』で声優デビューを果たすなど、活動の幅を広げ続けています。
清水尋也さんのプロフィールを徹底解説！身長や趣味、人物像は？
清水尋也さんは、その俳優としての才能だけでなく、高身長で個性的なルックス、そして多彩な趣味を持つ人物としても知られています。
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清水尋也さんの身長は？186cmの高身長を活かした役柄は？
清水尋也さんの身長は186cmです。この高身長は、彼の俳優としての存在感を際立たせる大きな魅力の一つとなっています。『海に眠るダイヤモンド』では、父親役の沢村一樹さん（184cm）と並んでも見劣りせず、主役の神木隆之介さん（168cm）と並ぶと、その身長がより一層際立って見えます。
幼い頃から身長が高かった清水尋也さんは、小学校や中学校ではバスケットボールに夢中でした。その高身長は、役柄においても、クールでミステリアスな雰囲気や、時には威圧感のある役柄を演じる上で、説得力のある存在感を生み出しています。
趣味や特技は何？バスケやラップ、音楽好きの意外な一面
清水尋也さんは、俳優業以外にも多彩な趣味や特技を持っています。
- スポーツ: 3歳の頃からサッカーを習っていましたが、小学校にサッカー部がなかったためバスケットボール部に転向し、小中学校時代はバスケットボールに熱中していました。高身長も相まって、どんどんのめり込んでいったそうです。
- 音楽: 高校時代は軽音楽部に所属し、ベースを担当していました。定期的にライブハウスでライブを行うほどの熱の入れようだったといいます。実家には楽器があったり、母親がダンサーだったりと、小さい頃から音楽が身近な存在だったことが、彼の音楽好きに繋がっています。
- ラップ: 中学生の頃からヒップホップが好きで、Creepy NutsのR-指定さんの影響を受けてフリースタイルラップを始めたという意外な一面も持っています。
- 読書: 読書も趣味の一つとして挙げられています。
- アニメ: 隠れオタクであることも公言しており、『ソードアート・オンライン』や『アクセル・ワールド』といったアニメが好きだそうです。
このように、清水尋也さんは多岐にわたる分野に興味を持ち、深く掘り下げていく探求心の持ち主であることがうかがえます。
プライベートはどんな人？交友関係やロサンゼルス留学の経験
清水尋也さんのプライベートな人物像は、仕事とプライベートをきっちり分けるタイプであることがうかがえます。彼は「仕事以外では仕事のことは考えないし、友達ともたくさん遊ぶ」と語っており、学生時代の友人たちも、彼が俳優という仕事をしていることを度外視し、一人の人間として接してくれたことに感謝しているそうです。ドラマ『高校入試』で共演した高杉真宙さんとは仲が良いことでも知られています。
また、2019年の9月中旬から12月末までの約3ヶ月間、自身の希望で仕事を休み、ロサンゼルスへ短期語学留学を経験しています。これは、俳優としての視野を広げ、新たな経験を積むための積極的な行動だったと言えるでしょう。
自身の性格については、時間にルーズであることを自覚していると語っています。また、お笑い好きの一面もあり、エバースのファンで、神保町よしもと漫才劇場にもよく通っているそうです。嫌いな食べ物がないという意外な情報も、彼の親しみやすい一面を表しています。
清水尋也さんの家族構成は？兄の尚弥さんも俳優って本当？
清水尋也さんは4人家族で、両親と4歳年上の兄がいます。彼の兄もまた、俳優として活動していることが知られています。
兄の清水尚弥さんとの関係は？年齢差や共演の可能性について
清水尋也さんの兄は、同じく俳優として活動している清水尚弥さんです。清水尚弥さんは清水尋也さんより4歳年上であり、弟が芸能界入りするきっかけを作った人物でもあります。
兄弟で同じ俳優という道を選んだ二人ですが、プライベートでは「家であまり仕事の話は、恥ずかしいのでしない」と語っています。しかし、「お互いの出ている映画とかはチェックするので、見たときに感想を言い合ったり」と、互いの活躍を認め合い、刺激し合っている様子がうかがえます。これまでに兄弟での共演は確認されていませんが、今後、もし共演が実現すれば、多くのファンが注目することになるでしょう。
清水尋也さんと兄の尚弥さんはなぜ似ていないと言われるの？
清水尋也さんと兄の清水尚弥さんは、同じ俳優でありながら、顔立ちや雰囲気が「あまり似ていない」と感じる人が多いようです。清水尋也さんは面長で切れ長の目、こけた頬が特徴的で、独特の色気やミステリアスな雰囲気を醸し出しています。一方、清水尚弥さんはまた異なる雰囲気を持っており、それぞれが個性的な存在感を放っています。
これは、二人がそれぞれ独自のキャリアと役柄を築いてきた結果、世間が抱くイメージが異なっているためと考えられます。兄弟でありながらも、それぞれの個性が際立っていることが、彼らの魅力の一つと言えるでしょう。
両親はどんな人？家族構成や俳優になった時の反応は？
清水尋也さんの家族構成は、両親と兄の4人家族です。ご両親の具体的な職業や、清水尋也さんが俳優の道に進むことになった際の反応についての詳細な情報はありませんでした。
しかし、幼い頃から兄の影響でサッカーを始め、その後バスケットボールに熱中するなど、スポーツに打ち込む環境があったこと、そして兄の試写会に母親と一緒に足を運んでいたことなどから、ご両親が子供たちの活動を温かく見守り、サポートしてきたことがうかがえます。彼が「ダメだったらやめればいいや」という軽い気持ちで芸能界入りを決めた際も、それを許容するような自由な家庭環境だったのかもしれません。
清水尋也さんの学歴は？高校・中学・大学の偏差値と学生時代のエピソード
清水尋也さんは、俳優としての活動と学業を両立させながら学生時代を過ごしました。彼の学歴からは、知的な一面と、自身のキャリアに対する明確な意思がうかがえます。
出身高校はどこ？日出高校（現：目黒日本大学高校）に転校した理由は？
清水尋也さんが最初に入学したのは、公立の三鷹中等教育学校です。この学校は2010年に都立三鷹高校を再編成して誕生した中高一貫教育校で、偏差値は62とやや難関校として知られています。
しかし、正確な時期は不明ですが、清水尋也さんはその後、日出高校（現：目黒日本大学高校）の通信制課程に転校し、同校を卒業しています。日出高校は1903年開校の私立高校で、前身の日出女子学園高校時代から芸能コースを設置しており、多くの芸能人を輩出していることで有名です。2019年4月からは、目黒日本大学高校に校名が変更されています。
転校の理由については明確に語られていませんが、高校時代には軽音楽部に所属し、ベースを担当するなど音楽活動にも熱中していました。また、高校時代は学業優先のスタンスで、さほど多くの仕事はしていなかったものの、芸能活動に理解のある通信制の高校へ転校することで、仕事と学業の両立を図った可能性が高いと考えられます。日出高校時代には、女優の田中芽衣さんや吉川愛さんと同級生だったとされています。
出身中学は？中高一貫校だったって本当？
清水尋也さんの出身中学校は、前述の通り、公立の三鷹中等教育学校です。彼はインタビューで、中高一貫校を中学受験したことを明らかにしています。この中学校の偏差値は62であり、彼が学業も得意であったことがうかがえます。
中学時代もバスケットボール部に在籍しており、運動神経が良かったようです。自身の中学時代について「僕は小さい頃から何でもそこそこできて、苦手なことがあまりなかったんです。でも全部が70、80点で、100点のものがなくて」と振り返っており、お芝居を始めたことで「これなら100点を取れるかもしれない」と思うタイミングがあったと語っています。
大学には進学していない？俳優業に専念した理由とは
清水尋也さんは、高校卒業後は大学などには進学せず、芸能活動に専念する道を選びました。大学に進学しなかったことについて、彼は「中学生になる直前にこの仕事を始めたのですが、続けてきたバスケットに打ち込んでいたらどうなっていたんだろう、大学受験をしていたらどんな大学に行って何を学んでどんな職業に就いて生活していたんだろうとは思いますね」と語っています。
しかし、彼は「今、やりたいからやっているだけですね。今はこの仕事がしたいので、良いお芝居を届けようと、毎作品とにかく全力でやっています」と、俳優業への並々ならぬ覚悟と情熱を明かしています。「やりたいことが変わったら辞めます」とマネージャーに伝えているとも語っており、常に「やりたいこと」を突き詰める姿勢が、大学進学よりも俳優業に専念する選択をさせたのでしょう。
高校卒業後、2018年にはドラマ『インベスターZ』で連続ドラマ初主演、2020年には映画『青い、森』で初主演を飾るなど、活動の幅を大きく広げ、順調にキャリアを重ねています。2021年のNHK朝ドラ『おかえりモネ』への出演でさらに知名度を上げたことから、今後ますます出演作が増え、俳優としての活躍が期待されます。
